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IFマスターでインタビューフォームの電子化(XML)化をご提案します

医薬品情報をとりまく環境は大きく変化しております。平成11年度から医薬品安全性情報提供システムにおいて始まった医療用医薬品添付文書情報の提供は医療機器も含まれるようになり、また副作用情報をはじめ提供される電子情報も広がりを見せています。さらに今後は患者向医薬品説明ガイドなどの提供もすでに予定されております。これらの情報が医療関係者ばかりでなく一般国民にも公開された情報として提供されていくにつれ、従来より望まれていたインタビューフォームの電子的資料としての活用がより一層望まれるようになることは間違いありません。

現在インタビューフォームの多くは、各製薬企業の医療関係者向けホームページにてPDFで提供されているのが現状です。PDFは、Wordなどから簡単に作成できる、印刷イメージをそのまま提供できる、改変されないようセキュリティをかけることができるといった特徴がありますが、そのことが医療現場で必ずしも使いやすいということにはなりません。医療機関にとっては、印刷イメージでもらうなら印刷物そのものを入手するほうが管理が容易かもしれませんし、インターネットを通じて入手するにはデータ量が多く、使用薬剤全てをそろえるのは大変です。また、内容の一部を参照したいと思っても、全てをダウンロードしてから必要な箇所を探すことになります。

医療機関にとってはインタビューフォームを集めることは目的ではなく、常に情報として参照できることが必要です。中核となる医薬品添付文書が、加工可能なSGMLと印刷イメージを持つPDFの両方で提供され定着した現在、インタビューフォームをPDFでしか提供しないというのは説得力を持ちにくくなってくるのではないかと思います。

このような観点から、Wordで作成されたインタビューフォームをXML形式に変換する「IFマスター」を開発いたしました。XMLに変換されたインタビューフォームは、HTMLに変換するのが容易であるばかりでなく、SGML化された添付文書情報と組み合わせることで添付文書情報の詳細化・階層化の実現が可能になるなど、すでにある情報を用いて、イントラネットや医療関係者向けホームページでの情報提供の質や量の拡大を実現できるようになります。

*実際に、WordからXMLへと変換したインタビューフォームと、SGML化された添付文書情報を用いて、添付文書情報からインタビューフォームの指定項目へリンクを動的に生成するHTML変換処理の実験を行い、その有効性と省力化の可能性を確認しました。